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監督の日記（日本放送出版協会）／アレックス・ファーガソン　デヴィッド・ミーク（東本貢司　訳）

Name: 監督の日記（日本放送出版協会）／アレックス・ファーガソン デヴィッド・ミーク（東本貢司 訳）
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1998年10月30日第1刷発行。アレックス・ファーガソンは、1941年12月31日生まれ、スコットランド・グラスゴー出身の元サッカー選手、元サッカー指導者です。その知名度と評価を確固たるものにしているのは、1986年から2013年までの長きに渡り、マンチェスター・ユナイテッドを率いて、それまでの低迷から脱却し数多くのタイトルを獲得して、世界的な強豪チームを完成させたからでしょう。本書はその長い監督生活のうち、1996年から1997年のシーズンにスポットライトを当てて、ファーガソン自らが日記形式で綴ったものです。このシーズンは、プレミア・リーグ優勝、FAカップ優勝という＂ダブル＂を達成する成功を収めた反面、ヨーロッパでのインターナショナルな戦いであるチャンピオンズ・リーグでは惜しくもベスト4で敗退、さらにイングランド・ローカルのコカコーラ・カップでは早期敗退を余儀なくされるほか、下位チームとの対戦での取りこぼしが多いなど、波乱めいたシーズンではありました。しかし、それでさえ嵐が到来する前の静けさのようなもので、シーズン終了直後に、1992年から5シーズンに渡りチームを引っ張っていたエース、エリック・カントナが突如引退を表明するというショッキングなエンディングが待っていたのでした。その他にも、シーズン開幕前のアラン・シアラー獲得交渉の過程と失敗、若きデヴィッド・ベッカムやポール・スコールズら、或いはユース・チームへの指導、ライバル・チームのニューカッスルのケヴィン・キーガン辞任事件など、長いシーズンのなかで起きた大小様々な出来事に対して、ファーガソンの発言は非常に率直でわかりやすく、同時にそんなことまで目を配り話題にしなければならないのかという意味で、監督という仕事の重責が伝わってきます。それは、サッカー以外の分野、特にマス・メディアとの関係では対立も辞さない確固とした熱い責任感を感じます。ここ数シーズンは、ファーガソン監督時代と比較すると、いささか精彩を欠く成績しか収めていないマンチェスター・ユナイテッドですが、サッカー選手の移籍がマネーが優先する桁違いのビッグ・ビジネスに変貌してしまった現在だからこそ、ファーガソンのような率直で人間臭いトップに立つ人材が必要なのかもしれません。美品です。

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カテゴリ	本、雑誌、コミック趣味スポーツサッカー
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