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魯迅, 許広平「両地書」(筑摩叢書 253)(B)（初版）竹内好, 松枝茂夫訳筑摩書房発行 1978年4月25日初版第1刷発行

Name: 魯迅, 許広平「両地書」(筑摩叢書 253)(B)（初版）竹内好, 松枝茂夫 訳 筑摩書房発行 1978年4月25日初版第1刷発行
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「両地書」(筑摩叢書 253)(B)（初版）魯迅, 許広平著竹内好, 松枝茂夫訳筑摩書房発行 1978年4月25日初版第1刷発行 367頁画像 2頁サイズ約19cm×13cm×2.2cm 定価 1400円ビニル表紙カバー付き帯付きビニル表紙カバー状態良好。帯状態良好。本体三方小口幾分ヤケ。本体頁幾分ヤケ、状態良好。表紙ヤケ、薄汚れ、しみ、汚れ本体三方小口僅かにヤケ。本体頁ヤケほとんど認められず。状態良好。一九二五年から二九年までの魯迅と許広平との一三五通の手紙。師弟間の応答に始まり、俗悪な現実との闘いの中、夫婦として結ばれるまでの感銘深い内面の記録。【序言（魯迅）】（部分）この本の編纂のいきさつは、こうであるー一九三二年八月五日、私は憲野（チイェ）、静農（チンノン）、叢蕪（ツンウー）の三人連署の手紙を受け取った。その手紙には、漱園（スードユァソ）が八月一日朝五時半、北平同仁医院で病死したこと、そこで一同が、彼の遺文を集めて記念の冊子を出すについて、私のところにまだ彼の手紙が保存してあるかどうか問い合せる旨が書いてあった。私は急に、心臓のちぢまるような気がした。というのは、最初のうち私は、おそらく彼の病気は治らぬかもしれぬことをあきらかに知りつつ、なお彼が全快してくれることを望んでいたし、次には、病気が治らぬかもしれぬことをあきらかに知りつつ、時にはそこまで考えを及ぼさぬことがあって、彼からの手紙はことごとく破棄してしまったかもしれないからである。あの枕に伏して、一字一字書いていった手紙を。私の習慣では、普通の手紙は、返事を出せば破棄してしまうが、もし内容に議論の種があるとか、因縁のある手紙だと、取っておくこともある。そしてそれがたまっていたのを、最近三年間に二回、大焼却を行った。五年前、国民党の清党(一九二七年の蒋介石による反共クーデター)のころ、私は広東で、こういう話をしょっちゅう聴かされた。 …… 『両地書』について（竹内好）魯迅と許広平(景宋)との往復書簡集である。一九三三年四月、上海青光書局から出版された。菊判、横組、アンカット、序文四ぺージ、目録二ぺージ、本文二五八ページある。紙装、表紙は白、無装飾、木版で「両地書」その上に活宇で「魯迅与景宋的通信」下に「上海青光書局印行」これだけの文字がケイで囲んで表紙の上部に左横組になっている。定価一元。内容は三集に分れ、第一集「北京」(一九二五年三月1七月)第二集「慶門ー広州」(一九二六年九月-二七年}月)第三集「北平ー上海」(一九二九年五月ー六月)、通し番号を付して、総計一三五通の手紙が収められている。この本の成り立ちについては「序言」に詳しい。この本は、元来が書簡集であって、作品ではない。しかし読者は、作品から受けるとおなじ感銘を受け取るので、その印象に即していえば、これを作品と呼んで一向さしつかえないと思われる。また事実、郁達夫（ユーターフー）のように、これを魯迅の最高の作品と見なす同時代の文学者もいるのである。もっとも、郁達夫のこの見方は、彼の文学観から来ている。彼は、次第に作品から虚構を排して、ついに日記と手紙に最 ……

出品日時：2022年5月25日 23:32

商品の情報

カテゴリ	本、雑誌、コミック文芸海外文学海外文学全般
商品の状態	傷や汚れあり
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発送元の地域	東京都
商品ID	b1037316296 (Yahoo!オークションからの出品)