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激レア『シャツの店』（単行本）山田太一※ＮＨＫ出演鶴田浩二の遺作！八千草薫杉浦直樹佐藤浩市井川比佐志平田満角替和枝松本留美

Name: 激レア『シャツの店』（単行本） 山田太一※ＮＨＫ出演鶴田浩二の遺作！八千草薫 杉浦直樹 佐藤浩市 井川比佐志 平田満 角替和枝 松本留美
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昭和６１年（1986）、大和書房から出版さた山田太一のシナリオ『シャツの店』（初版第一刷）である。本書の表紙リードには、こう綴られている。「『私の人生はなんですか？』妻の突然の反乱にうろたえる。昔気質の中年男。『出て行って自分のために行きたいんです』男としての誇りと妻への愛の間で、揺れ動く内面をユーモアとペーソスたっぷりに描いたユニークな傑作」。昭和６１年（1986）1月11日から2月15日の間に放映された。【番組裏話】本書は、主役の鶴田浩二にとってＮＨＫ出演の遺作であり最晩年の代表作であった。思えば鶴田は長らくＮＨＫと絶縁状態にあった。それを『男たちの旅路』を立ち上げる時に、根気よく対話し説得したのが山田太一であった。局からは「鶴田さんから、やはり出演を断られました」と山田に告げられたが、彼はあきらめなかった。「特攻崩れの現場責任者（ガードマン）の役は、戦時中に同じ特攻隊経験や思いをした鶴田さんしかいない」と、山田は直接面会・談判して口説いた。山田は鶴田の思いを脚本に活かした。それを読んだ鶴田は、ＮＨＫとヨリを戻した。その信頼関係は、本作の出演まで繋がった。そして『男たちの旅路』での硬派な役柄から一転、哀愁と微苦笑させる中年像を、山田は見事に引き出した・・・。【物語】不器用な昔気質のシャツ職人と家族の物語である。主人公の磯島周吉（鶴田浩二）は、オーダーメイドのシャツの専門店を営む。妻の由子（八千草薫）は、仕事だけが生きがいの周吉に我慢も限界に達して、息子・秀一（佐藤浩市）を連れて家を出てしまう。周吉は本当は妻に帰ってきてほしい。だが、頑固な男気から口に出して言えない。そうこうしているうちに妻に恋した男（井川比佐志）や、息子の恋人（美保純）などが次々と現れ、周吉の身辺は騒々しくなっていく・・・。鶴田浩二が、庶民的な中年男の悲哀を味わい深くユーモラスに演じたことに、お茶の間の共感が巻き起こった。他の出演者には、杉浦直樹や平田満、松本留美、角替和枝らがいた。ドラマは、事件ものは創作しやすく、逆に日常生活を淡々と描くホームドラマは難しいとされる。出自も性格も異なる登場人物、その価値観や信念゛心意気を的確に描くのは至難の技だ。また、視聴者は結構楽しくドラマを見ていても、脚本家はウケを狙った台詞や想像力に欠けた演出に不満を抱くものだ。ゆえに本書のようなよいシナリオは、活字脚本と映像作品のどららも丹念に見聞きする必要がある。山田太一も言っていたが「原作とテレビドラマは別作品として鑑賞すべきだ。評価が高い作品は特に・・・」【本の状態と発送について】今から３５年以上前、版元の大和書房の発行部数が少なく買いそびれた。それから１０年後、神田駿河台下の古書会館で行われたコレクター向けの城北展示即売会でたまたま入手したのが本書だ。帯付古書「並上」レベル。いささか経年の感があるので、あまりに神経質な方は御遠慮して頂きたい。発送はネコポスかゆうパケットでよろしければ当方が負担いたします。

カテゴリ	本、雑誌、コミック芸術演劇シナリオ、戯曲
商品の状態	未使用に近い
配送の方法	おてがる配送（ヤマト運輸）
発送までの日数	1〜2日で発送
発送元の地域	千葉県
商品ID	1119968802 (Yahoo!オークションからの出品)